公式LINE

ユーザーファーストを徹底 スターバックスがLINEミニアプリで広げる新たな顧客接点

国内外で高い人気を誇る スターバックス コーヒー ジャパン は、デジタル活用を強化する中で、LINEミニアプリを活用した新たな顧客接点づくりを進めています。

スマートフォンアプリが増え続ける中、「アプリをダウンロードしなくても利用できる」という手軽さに着目し、2019年から「LINEスターバックス カード」を展開。さらにモバイルオーダー機能も加えることで、ユーザー体験の向上と店舗運営の効率化を同時に実現しています。

出典:LINEヤフーforBusiness

同社では、既存のネイティブアプリとLINEミニアプリを併用することで、幅広い利用者層へのアプローチを進めています。

LINEミニアプリ導入で気軽に使えるスタバを実現

アプリ不要の手軽さが利用拡大のポイント

スターバックスは以前からデジタル戦略を積極的に推進してきました。

2002年にはプリペイド式の「スターバックス カード」を導入し、その後も会員サービス「My Starbucks」や公式アプリを展開。ロイヤルティプログラム「スターバックス® リワード」では、利用金額に応じてStar(スター)が貯まり、特典と交換できる仕組みを整えています。

その流れの中で誕生したのが、LINE上で利用できる「LINEスターバックス カード」です。

LINEミニアプリの特徴は、専用アプリを新たにインストールしなくても利用できる点にあります。普段から利用しているLINE内で、カード発行・チャージ・支払いまでを完結できるため、ライトユーザーでも気軽に使いやすい仕組みとなっています。

LINE上で注文から決済まで完結

2021年には「LINE Starbucks Order & Pay」も導入されました。

出典:LINEヤフーforBusiness

このサービスでは、LINE上から店舗を選択し、商品を注文・決済できます。注文後は受け取り予定時間や商品完成通知がLINEに届くため、店舗で長時間並ぶ必要がありません。

利用者にとって利便性が高いだけでなく、店舗側にもメリットがあります。

レジ対応の負担軽減や混雑緩和につながり、業務効率化や回転率向上にも効果を発揮。モバイルオーダーの利用拡大によって、店舗オペレーション改善にもつながっているようです。

LINEと公式アプリを連携し顧客体験を強化

My Starbucks連携でシームレスな利用を実現

出典:LINEヤフーforBusiness

LINEスターバックス カードは、My Starbucksアカウントと連携することで、より便利に利用できます。

連携前でもチャージや決済、Starの蓄積は可能ですが、貯めたStarを特典に交換するにはMy Starbucksとの連携が必要です。

連携後は、LINEミニアプリ・公式アプリ・物理カードの残高や会員情報が共通化され、どのサービスでも同じアカウントとして利用可能になります。

このように、LINEミニアプリは「入口」として機能し、本格利用を希望するユーザーを既存会員サービスへ自然に誘導する役割も担っています。

440万ユーザー突破で存在感拡大

LINEスターバックス カードは、現在大きな利用規模へ成長しています。

スターバックス® リワード会員数は約1,800万人を超えており、そのうち約25%にあたる440万人がLINEスターバックス カードを利用しているとのことです。

さらに、その約40%がMy Starbucksアカウントとも連携しており、LINEミニアプリが新規顧客獲得だけでなく、ロイヤルユーザー化にもつながっていることが分かります。

アプリダウンロードのハードルを下げつつ、継続利用を促進できる点は、多くの企業にとって参考になる事例といえそうです。

LINE活用で広がるスターバックス体験

ギフト機能でコミュニケーション接点を拡大

出典:LINEヤフーforBusiness

スターバックスはLINEミニアプリだけでなく、LINEギフトも積極活用しています。

LINE上からドリンクチケットやフード、コーヒー豆などを気軽に贈れるため、誕生日やお礼など日常的なコミュニケーションシーンで利用が広がっています。

こうしたデジタルギフトは、単なる販促施策ではなく、人と人とのコミュニケーションを通じてブランド接点を増やす役割も担っています。

ユーザー同士のやり取りの中でブランド体験を生み出すことで、ファン拡大やロイヤルティ向上にもつながっているようです。

LINEミニアプリは企業のDX戦略にも有効

近年は多くの企業がLINEミニアプリを活用し始めています。

LINEヤフーによると、LINEミニアプリは会員証・モバイルオーダー・予約・販促キャンペーンなど幅広い用途に対応しており、導入サービス数も増加しています。

特に「アプリをインストールしてもらうハードル」を下げられる点は大きな強みです。

企業側は継続的な情報発信がしやすくなり、ユーザー側は使い慣れたLINE上でサービスを利用できるため、双方にメリットがあります。

顧客との接点を増やすユーザーファースト戦略

スターバックスのLINEミニアプリ活用は、「より多くの人に気軽にサービスを利用してもらう」というユーザーファーストの考え方がベースになっています。

ネイティブアプリだけでは届きにくいライトユーザー層に対し、LINEという日常的なプラットフォームを通じて接点を広げることで、新たな顧客体験を生み出しています。

また、モバイルオーダーやデジタルギフトなどを組み合わせることで、利便性向上だけでなく、ブランドとの関係性強化にもつなげています。

今後もLINEを活用した企業のデジタル戦略はさらに広がっていきそうです。